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アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ 2014

昨年覇者のホストプロ! 川村昌弘は初日1オーバー

21歳のホストプロが、希望をつないだ。後半は5番でラフから脱出した3打目を、今度はグリーンの奥に打ち込み絶体絶命のピンチ。ダブルボギーに「今週は、これで終わったと思った」。

せめて、今後につながるゴルフをと、気持ちを切り替えた6番ホールで思いがけず、10メートルのバーディトライがカップに沈んで、やにわに息を吹き返した。
「7番、8番は久しぶりに良いショットが打てた」といずれも190ヤードの2打目をユーティリティアイアンでチャンスにつけて、さらに4連続目の最後の9番は、120ヤードからピッチングウェッジで1.5メートルにつける怒濤のバーディ締めに「どうにか最低限のゴルフは出来て。明日につながる」と、前を向いた。

この日は、久しぶりに石川遼とのラウンドも、「お互いに調子が悪くて。ショットも曲がりまくっていてろくに会話も出来なかった」と苦笑混じりに「それでも最後のほうはお互いに徐々に上向いてきた」と、揃って尻上がりの明るい兆しに笑顔もこぼれる。

「感覚を大事にしたいから」と、試合中はあえて減らす練習量も、今季はアジアンツアーとの掛け持ち参戦に、すっかりスイングの調子を崩している今は、「さすがに、ちょっと練習しないといけません」。
昨年覇者であるとともに、今年から大会主催の三菱商事とスポンサー契約を結ぶホストプロは「少なくとも予選通過が最低条件」と、久しぶりに練習場に居座り、急ピッチの修正に励んだ。

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