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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2014

日本学生連覇、好発進の大田和圭介(おおたわけいすけ)は今季のツアー初出場

こちらも、大会独自の予選会を突破して、このプロ日本一決定戦の出場権を獲得した選手。午前スタートのこの日初日は早朝の大雨に、「ドライバーが飛ばない。ホールによっては練習ラウンドと、100ヤードも飛距離が違った」と、苦しい状況の中で、スタートの4ホールでいきなり3オーバーを打つ展開からしぶとく息を吹き返してきた。

「最初はどうなっちゃうんだろう、とは思いましたけど。どんな状況でも攻める気持ちは忘れないでやろうと思った」。
プロ4年目の今季もまだ、ツアーの出場権もなく、たとえ難コースであっても「僕には後がない。失うものも何もないので」とひるまず、14番で2.5メートルのチャンスを逃さず、流れをつかんだ。
今年、自身初のレギュラーツアーで1アンダーは、5位タイと好発進した。

日大時代は丸山茂樹や宮里優作、池田勇太らが歴代覇者に名前を列ねる日本学生ゴルフ選手権で、2010年に連覇を達成したエリート。
2010年のプロ転向後は輝かしいそのタイトルが「重荷になったこともありました」。蒼々たる先輩たちにも負けない活躍を。そう自らにプレッシャーをかけたこともあったが、「プロになれば、もうそういうのは過去のこと」と、近頃ようやく吹っ切れてきた。近頃は、ほぼ毎日住まいのある千葉県の九十九里浜で浜辺を走り、スタミナ充電中。ますます磨かれつつあるショットの安定性を駆使して、難コースを征服したい。

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