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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2015

6打差もなんの! 川村昌弘はリーダーに「プレッシャーをかける」

岩田とともに、6打差でブランドを追うのは“マー君”。21歳らしからぬと評判の玄人技を見せたのが、15番だ。ティショットを左のラフに打ち込むピンチ。「ここをボギーにしていたら、完全に可能性は消えていた」という会心の1打。
ピンまで210ヤードの2打目で20度のユーティリティを握った。「フライヤーをさせないように。カットして、上から打ち込み、球をフカせた。完璧なショットが打てた」。
3メートルのチャンスにつけた。その時点ですでに、首位のブランドが一人旅を始めていたから、「ここから全部、バーディを獲る気で行かないと、勝負が出来ないね」と、専属キャディの小岸秀行さんと、話し合った。
先週は、モーリシャス島での大会から帰ってくるなりひどい花粉症に悩まされ、互いに仲良くクシャミをこらえながら、そこから3連続バーディで粘った。「このあたりはかなり気合いを入れてプレーした」。ブランドの差を最小限に食い止めた。

2013年の「アジアパシフィック パナソニックオープン」でのツアー初Vで手にした、アジアンツアーの出場権を糧に、世界中を旅して回る川村にはブランドの勝負強さが、嫌と言うほど分かっている。
「どんな難しい状況でも、スコアを出すことに慣れている選手。彼が落ちてくることは、期待できない。自分がバーディ獲って、伸ばしてプレッシャーをかけて、少しでも面白い最終日に出来ればいい」。どんなに差をつけられようと、最後までしぶとく食らいつく。

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