谷口徹の３連覇を阻止してから丸１年。昨年は42歳にして、42回大会を制してツアー４年ぶりのツアー通算３勝目を飾った丸山がぽつりと、「早いなあ、もう1年かあ」。

本当にあっという間だった。「何にもしないうちに１年が経っちゃった」との感慨も当然だ。
今年は１月に、誤って右足小指の付け根を骨折して、しばらくは車椅子の生活を余儀なくされて、

「開幕戦は、260ヤードしか飛ばなかったよなあ」と、遠い目をして苦笑い。

歩けない間に落ちしてしまった右足の筋肉は、夏場も「片足で靴下をはくのもバランスを崩してしまって、ダメだった」と、長く引きずったがいまここにきて、ようやく本来の調子まで戻ってきた。
「今は当たれば280ヤードは飛ぶようになりましたし、あとはパット次第というところまで、持ってこれたと思います」と、大事なこの大会にも間に合った。

「いや、でも連覇とか、そこまで大きなことは、言えないけれど」と、序盤に出遅れた分だけ、賞金ランキングもまだ67位にとどまったままでは、確かに。
しかも、すでに決定済みの初日２日目の組み合わせは、目下賞金１位の藤田と先週、日本一になったばかりの池田とのラウンドには「凄い顔ぶれ。つらい２ラウンドになりそう」と冗談交じりに、それでも、「どうにか２人の良いペースについていって、土日も一緒に組めるように頑張りたい」。控えめながら、連覇も視野に入れた。

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