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カシオワールドオープン 2003

横田真一は同組のグスタフソンに・・・

「今日はどうにか、1打勝ちました」
横田真一は同組のグスタフソンに・・・

「僕は今日は異様なプレッシャーでした。優勝争いとは違う、妙な緊張感があった。テレビで歌を歌う ような感じ?得意でないものをやるような・・・。

とにかく、彼女が飛ぶんでびっくりした。4回くらいオーバードライブされて。負けて、なんか笑っち ゃいました。だって、怒るわけにもいかない。

ヘッドスピードは、48m/sくらいあるんじゃないかなあ。1m/sに対して、飛距離5.5ヤードを目安 にして男子プロで50m/sが平均。男子の平均より少し下くらいで、思ったより飛びます。男子の場合 はボールの回転を押さえて、できるだけ前に行くように打とうとするんですけど、彼女はホイップさせ る。ドライバーショットのコントロールも意識しているんでしょう。それでも飛んでいるからすごい。 きっと、もっと飛ばすこともできるはず。

あと、2アイアンをとてもうまく使いこなすんですよ。2アイアンを使うにはパワーが必要ですからね。 想像より、ずっとゴルフがうまかった。

僕よりもずっと、安心してプレーを見ていられる感じ(苦笑)。僕よりずっと、上手でした。・・・ただ 僕のほうが、10ヤード飛ばせる分、今日はどうにか1打勝った(笑)。

最初、2アンダーで彼女がトップに立ったときは、もう、いろいろと考えてしまった。『このまま優勝 争いなんかしちゃったら、男子のレベル低いと思われるな』とか『でも大会はすごく盛り上がるなあ』 とか・・・。でもゴルフは、18ホールまわってどうか、ですから(横田は1オーバー、44位)。・・・なんて、1打でも今 日は勝ったから、いえることなんですけれども・・・(笑)。

彼女なら、日本ツアーでシード権も取れると思う。年に2、3回はトップ10に入る力を持っている。

貴重な体験をさせてもらいました。

あ、ちなみに、・・・彼女は僕と同じメーカーのウェアなんだけど、今日着ていたレインウェアのサイズ は、僕よりも大きかったです(笑)」

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