いまや恒例となりつつある『ゴルフ伝道師』。一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が社会貢献活動の一環として、ゴルフをはじめるきっかけ作りを目的に、全国の小学校へスナッグゴルフ用具一式を寄贈していることから、ジャパンゴルフツアー選手会と連動して寄贈先の小学校へツアーメンバーを派遣して、訪れた選手自らがゴルフの楽しさや素晴らしさ、そして夢を持つことの大切さを子供たちに伝える目的で行っている取り組みだ。
今回、スナッグゴルフ用具一式が寄贈された小学校は、宮城県亘理町立吉田小学校。
そして、『ゴルフ伝道師』として吉田小学校を訪れたのが横田真一だ。
3年生から5年生の70名が参加したスナッグゴルフ実技講習。
待ちに待ったプロとのご対面に子供たちの拍手と歓声が鳴りやまない。
スナッグゴルフ贈呈式が行われた後、『今日は一緒に楽しみましょう』という横田からの挨拶で実技講習が始まった。
横田と一緒に準備体操を行い、まずはスナッグゴルフの道具の説明だ。
初めて見る道具を目の前に「早くクラブを触りたい」とウズウズしている様子の子供たち。
パットの練習、チップショットの練習、ピッチショットの練習、フルショットの練習を行う子供たちに、横田もクラブの握り方からスイングの仕方を指導しながら声を掛けて回っていた。
フルショットの練習では、練習前に横田がデモンストレーションとして自身のショットを披露すると、間近で見るプロのスイングに子供たちからは大歓声が上がった。
そんな子供たちの大歓声が横田のサービス精神に火がついたのか、
今度はドローボールを子供たちに披露、「すげー、魔球だー。」という声が上がるなど、
子供たちは大はしゃぎ。
全てのショットを学んだ実技講習の締めくくりとして行われたのが、横田と子供たちとの実戦形式のミニゲームだ。横田への挑戦権を獲得する為のジャンケン大会で勝ち残った挑戦者、ひろきくんとみくちゃんが生徒を代表して2打のハンデをもらって横田と対決した。
ひろきくんとみくちゃんは緊張の中も奮闘し、ひろきくんが7打、みくちゃんが4打でホールアウト。
横田の2打目のパットが外れた瞬間、みくちゃんの勝利が確定し、
友達の勝利を願っていた子供たちの大歓声が起こった。
子供たちからは、「はじめ興味はなかったけどやってみたら楽しくて、またやってみたい」
「プロの実際のショットを見ることが出来て良かった」など、それぞれの感想を発表した。
それを聞いた横田も、
「大人になってから始めるとなかなか上達しづらいけど、みんなくらいから始めると、
やればやるほど、上達すると思うので、スナッグゴルフで楽しんで上手くなって下さい。」
と子供たちへエールを送った。
終了後、横田に感想を聞いたところ、
「自分も楽しく過ごすことが出来ました。純粋で大好きな子供ばかりで嬉しかった。最後にスナッグゴルフが楽しかったとみんなが手を挙げてくれた瞬間は嬉しかったですね。これからもゴルフの普及活動に少しでもお役にたてれば光栄ですね。」
と締めくくった。