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全英オープン出場のツアーメンバーが続々とコース入り<7月11日(月)>

今年で第140回目を迎える全英オープン。
いよいよ大会週を迎え、ジャパンゴルフツアーのツアーメンバーも続々と会場入りし、コースの状況を確かめた。

2005年以来6年ぶりの全英オープン出場となる高山忠洋と、今回初出場となる河井博大は同組でラウンド。
高山は、「久々のメジャー大会出場だけど、やっぱり雰囲気が良いね。」とメジャーならではの雰囲気を感じている一方、「今のゴルフの調子はけっして良くはないけど、でもまだ今日は月曜日だし、徐々に調子を上げて前回の順位(2005年は23位タイ)は上回りたい。せっかく来たのだから、何か収穫を得て帰りたい。」と意気込んだ。
河井は、初出場となるメジャー大会の印象を聞かれ、「ギャラリースタンドの大きさ、コースやクラブハウスの古さを見ただけで、今日の練習ラウンドの1番ホールのティーショットではすごく緊張した。」と初々しいコメント。しかし、「自分でテンションを上げ過ぎることのないように、ショットの時は素振りをするような感覚でプレーしたい。」と、まずは自分の心をコントロールすることを第一にあげた。

石川遼は昨日に引き続き今日も18ホールを回り、早くも2ラウンドをこなした。
コースの印象は、「ティーショットが5ヤード違うだけで、フェアウェイに置くことが出来るかラフに入ってしまうかの違いが出てくる。バンカーに関しても、一昨年のターンベリー、昨年のセントアンドリュースよりも難しい。」と警戒する。
また、この日発表された初日、2日目の組み合わせで、現在世界ランキング1位のルーク・ドナルド、日本でも人気の高いセルヒオ・ガルシアと同組となったことを受け、「自分としては少し場違いという気がするが、でもプレーに入ってしまえば年齢も人気も関係ない。自信を持ってプレーしたい。」とコメント。

平塚哲二は、この大会がヨーロッパ遠征の3試合目となる。先々週はフランスオープン、先週はスコットランドオープンに出場した。
「今週のコースも地面がすごく硬いけど、先週、先々週の方がもっと硬かった。そういった意味では他の日本人選手よりは経験をしていると思う。」と経験値のアドバンテージを感じている。「このコースはそんなにバーディをたくさん取れるコースではないと思う。フェアウェイのアンジュレーション、グリーンのアンジュレーションからして、グリーンまわりでどれだけ上手く出来るかがカギ。」と、アプローチがポイントになると踏んでいる。

ジャパンゴルフツアーで活躍する韓国勢もこの日は揃って同組でラウンドした。
昨年のジャパンゴルフツアー賞金王の金庚泰(キム・キョンテ)、先月のミズノオープンで初優勝を果たした黄重坤(ハン・ジュンゴン)、同じく3位タイに入り全英オープンへの出場資格を獲得した裵相文(ベ・サンムン)、そこに2009年の全米プロチャンピオンのY・E・ヤンが入り18ホールをプレー。
和やかな雰囲気で、時折笑顔を見せながらのラウンドだった。

火曜日、水曜日と引き続き練習ラウンドがおこなわれ、各選手、木曜日からの本番に備える。

全英オープン初日の組み合わせはこちら

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