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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2013

藤本佳則が首位タイに【インタビュー動画】

台風15号がこの日の朝に温帯低気圧に変わって、ようやくゲームが動き出した。3日間をかけて、ようやく第2ラウンドが終わった。首位タイにつけた藤本が、この3日間を思い返すにつけても、つくづくと思うのは、「俺たちはラッキーだった」。

4日間で行われるトーナメントは今の時期は基本的に、予選ラウンドの2日間は、選手を4つのグループに分けて、午前のアウトとインと、午後からのアウトとインからスタートさせる。

今週の藤本は、天候の良かった初日は、午前のインスタートから出て、大荒れに荒れた2日目は、午後のアウトで出ていくはずが、前日はスタートすら出来なかったが、それでも2日目の午前組が前日も、そしてこの日の残り競技の再開も、朝からコースに来てもっとも天候の悪い中をプレーしなければならなかったのに対して、藤本は第2ラウンドのスタートが、正午を回ったこの日も、「10時まで寝ていた」と、前夜から11時間睡眠をとり、十分すぎるほどの充電を済ませてスタートすることが出来た。

思いがけず予定があいてしまった前日は、レッスンがてら、地元ジュニアと市内の練習場で打ち込み、良い時間も過ごせた。
「明らかに、僕らのほうがラッキーでしょう」。
この日も、午後からはほとんど風も吹かず、雨もひどく降ったのは上がりの数ホールくらいで、好条件を生かしてボギーなしの67をマークして、通算9アンダーで最終日に挑む。

3人が首位で並ぶ展開も、「芥屋は“爆発”があるので。どの位置で、優勝出来るか分からんし、3打、4打差の選手に9アンダーとか出されたら分からないけど、それが芥屋の面白さでもある」。しかも競技は54ホールに短縮されて、なおさら波乱の展開が予想される短期決戦の中でこそ、この3日間の運を生かせるか。
「勝負の分かれ目で、どう仕掛けていくかが大事だけれど。久しぶりの最終日最終組は、嬉しいし、楽しみですね」と、プロ2年目の23歳は、大会名物のバーディ戦もとことん楽しむ。

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