中盤は10番のバーディで１打差まで迫るなど、幾度かチャンスもあった。「今日は良い集中力だったと思う。緊張感の中で、最後までショットが大きく乱れることなく出来た」と、手応えがないわけではなかったが、「正直何か、スイッチが入るような感じもなかった」。

優勝争いを繰り広げながらも、どこか漫然とした空気を感じていた。
「凄くチャンスにつけることもなく、ラッキーがあるわけでもなく来てしまった」という。「勝つときには何か、スーパーショットなどがあるものなので」。

その時点で、後ろの最終組の趙炳旻 (チョビョンミン)とは1打差で迎えた18番も、奥からの長いバーディトライは、「（先に打った）近藤さんに、ラインを見せてもらってから、バーンと終わってしまった」。
打ち過ぎて、カップを大きく行きすぎた。返しのパーパットも入れ損ねて、ボギーの幕切れ。
「最後が下手くそでしたね」。
先週は、モーリシャス島から帰ったばかりのほぼぶっつけ本番でこぎ着けたＶ争いも、最後は2打差の4位に終わった。

• 川村 昌弘
• 趙 炳旻