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日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills 2013

S・K・ホは「僕もライバルとして」

2004年の歴代覇者は、宍戸の攻略法も心得たもの。「どんなコースでも基本になることだが、ここは特に、ティショットが特に大事」。1打目からしっかりと組み立てて、不測の事態にも万全に備える。「たとえミスをしても、確実にパーを取れるルートはどこか。把握しておくことが大事」。

4日間のペース配分もまたしかりで、予選ラウンドからあまりに特出しすぎてもいけない。「守りきることが、とても難しいコースだから」。たとえ大量アンダーで1日は上にいけても、そのままキープすることは非常に困難で、最終日の12番あたりから、ゲーム展開はがらりと変わる。

「僕もそうでしたが、5打差の逆転優勝でした」。しかも、あの日は3番でホールインワンを達成して、神がかり的な優勝でもあった。何が起きるか分からない。それを身をもって、経験しているからこそ、2日目にして2打差の3位には「予選ラウンドはこの位置でいいんです」と、満足そうにうなずく。

首位とは少し後ろから、遅れずについていく。「気分的に、少し楽な位置から攻めることを忘れずに、優勝の可能性を探っていく」。それが、ホにとっての宍戸のセオリー。

「仕掛けるのは最終日の12番あたりから。それまでは様子をうかがいながら、マイペースを貫く」。ベテランが、虎視眈々と2度目のタイトルを狙っている。

2日目にして上位に韓国勢がひしめく。「若い選手たちが、確かに成長している」と、感じられてチーム・コリアの最年長プロとしても、喜ばしい限りだ。「でも、自分も選手としてやるからには年齢やキャリアは関係なく、自分も彼らのライバルとして挑みたい」。“牽引役”としても、負けられない週末となりそうだ。


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