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三井住友VISA太平洋マスターズ 2004
招待選手、北アイルランドのダレン・クラークが単独首位キープ
口ではそう言っても、内心は、けして満足していない。
バーディチャンスは、他にもたくさんあった。
「60(ストローク)くらいは狙えるラウンドだったのに、ミスをした」。
最終18番でも、絶好のチャンスを外した。2メートルのバーディパットがカップをそれた瞬間、クラークの怒りが沸騰した。
見る見る、その顔が赤く染まっていく。
ホールアウト後も、しばらく興奮がおさまらない。リーダーとして受けたインタビューの要請も「ちょっと頭を冷やしてからに、してくれないか」と、30分以上もパッティンググリーンから離れない。
あたりが薄暗くなって肌寒さがいっそう増しても、半そで姿のまま黙々と球を打った。
今大会は5年ぶり、4回目の出場だ。前回の99年には、プレーオフの末に2位に沈んだ。加えて、今季は米、欧両ツアーともに勝ち星がないことも、発奮材料。
「精一杯がんばって、今週、優勝できればいい」と、笑顔のコメント。しかしその目だけは鋭く光っていた。