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ユーラシアカップ初日は欧州がリード
キャプテンのダレン・クラーク率いる欧州チームの勝利への欲が、並大抵ではないことが、さっそく明らかにされた。
1チーム2人がそれぞれプレーし、ホールごとに良い方のスコアを採るこの日、初日のフォアボール戦は、初陣のポールターとウィスベルガー組が、ラヒリとジョンフンから4&3で初白星をもぎ取ると、4組目のフィッシャーとブロバーグも、キョンテとマークセン組に6&4の圧勝。
チーム唯一の日本勢として、奮闘する片山もこの日、中国の呉阿順と手を取り合い、チームに貢献せんと意気込んだが、ローリーとサリバン組に、2&1で敗れた。
正月明けの一戦は、「こっちもいいプレーはしたんだけれど、向こうが上を行った。8バーディを獲られた」と、片山も悔しそう。
アジアチームはインドの英雄、ジーブ・ミルカ・シンの采配も、初日は大苦戦を強いられた。韓国のビョンフンとタイのジェイディ組がウィレットと、フィツパトリックの英国ペアを3&1で下した1ポイントと、チアとファンがデュビッソンとケルドセンペアとの引き分けの0.5ポイントを加えるので精一杯となった。
さて、翌16日の第2マッチは、2人が1つのボールを交互に打つフォアサム戦。
「明日、僕はマークセンと一緒の予定。互いによく知っているし、なんとしても勝ちたい。挽回したい」と初日の結果を受けて片山も、アジアのプライドを見せんと巻き返しを誓うチームメイトらとともに、ますます闘志を震い立たせた。
<初日(フォアボールマッチプレー)の結果>(※アジアVS欧州 / ○勝ち ×負け)
×アニルバン・ラヒリ&ワン・ジョンフン 4&3 ベルント・ウィスベルガー&イアン・ポールター○
○アン・ビョンフン&トンチャイ・ジェイディ 3&1 ダニー・ウィレット&マシュー・フィッツパトリック×
ダニー・チア&ニコラス・ファン 引き分け ソレン・ケルドセン&ビクトル・デュビッソン
×キム・キョンテ&プラヤド・マークセン 6&4 クリストファー・ブロバーグ&ロス・フィッシャー○
×呉阿順&片山晋呉 2&1 アンディ・サリバン&シェーン・ローリー○
×キラデク・アフィバーンラト&S・S・Pチョウラシア 2&1 クリス・ウッド&リー・ウェストウッド○
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