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フジサンケイクラシック 2017

岩田寛も「何も考えない」

さて、それでは岩田が言う「何も考えない」はどうだろうか。2日目も繰り返した。「ずっと言ってますが、何度聞かれても、何も考えていないとしか」。

2015年から挑戦したアメリカで、揉まれ続けて、悩み続けて、つい2週前には入れ替え戦に進む道も断たれて傷心の帰国をして、今は何も考えたくない、というのが本音のようにも聞こえる。

この日は伸び悩んだ前半は、難しい5番でボギーも「入ったと思ったやつが、外れたので特に気にしない」。
後半は圧巻のショットが続いた。
13番のパー3でOKバーディも、14番は奥のラフから1メートルに寄せても17番で、またラフからピンそばにつけても「別に何も思わない。スイングもあまり感心を持たずに、淡々とやっています」。

今週は、練習もあえてしない。
「今までは、怒って練習しないで帰ることはあった。でも今週の場合は違う。今は練習しても無駄だから。やればやるほど考えすぎて、悪いほうにいくから」。
考えないで済むように、練習をやめている。
「体調はいつもいい。親に感謝ですね」。

今までは、よくコースで内心キレていたと話す岩田。2014年の歴代覇者が、心静かに復活の道を模索している。



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