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ABC チャンピオンシップゴルフトーナメント 2004

佐々木久行が単独首位「これが4日間、続いてくれればホンモノ」

昨年の夏ごろは、1ラウンドで2本のパターをバッグに入れてプレーしたこともあった。前半のハーフでは長尺を使って、後半のハーフでは普通丈のパターに持ち替える。
「イップスの症状が出て…。それくらい、悩んでいたこともあったんですよ」と、振り返る。

試行錯誤の末に「やっぱり、40歳を過ぎてから」と、長尺パターはひとまず完全封印。ちょうど1ヶ月後に40歳の誕生日を迎えるが、幸い、現在は普通丈のものをクロスハンドで握るスタイルに落ち着いて、徐々に調子を取り戻しつつある。
この日初日のボギーなしの66が、そのあかしだ。

朝一番の10番で右横8メートルを決めると、11番で6メートル。後半の2番では、13メートルもの長いバーディチャンスをねじこんだ。
「今日は気持ち良いくらい、入ってくれました」。ホールアウト後は、他の選手たちから「ナイスプレー」の声を受けて、腰の下で、小さなガッツポーズも飛び出した。

「これが4日間、続いてくれればホンモノです」。

昨年、賞金ランクによるシード権に返り咲いてからは、引き続きのぼり調子。1997年以来のツアー勝4目でパッティングのみならず、完全復活をアピールしたい。

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