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JGTO Novil FINAL 2018
俺を忘れるな。賞金ランキング3位の高柳直人が意地の首位スタート
「今日はパターが良かったです。もともとショットメーカーではあったんですけど、ここ最近ショットがブレ気味で、特にドライバーが凄くブレていました。一番得意なはずなんですけど。」
前日の練習日、得意なはずのショットのブレに悩んでいた高柳だが、レジェンド伊澤利光から「クラブが外から入り、アドレスがズレているよ」というアドバイスを受け光明が見えてきた。
まだまだ、ティショットは気が抜けないそうだが、アプローチとアイアンショット、そしてパターが良い為、この日のノーボギーのラウンドにつながった。
前週の「太平洋クラブチャレンジトーナメント」で予選落ちとなり、賞金王の可能性は潰えてしまった高柳。目標に掲げていた賞金王が無くなり相当ショックを受けたという。しかしながら気持ちを切り替え、どうせならという気持ちが出てきた。もちろん、最後に優勝したいという気持ちはあるだろう。しかし、今週は先を見据えて課題を念頭に置いている。
「これまでのシーズン中、優勝を意識しすぎて攻めすぎ無謀なところがあったのかもしれない。ただ、今の時点でそういう、やったことない攻め方をしてみないと、正しいのかどうかもわからないので、試しています。先週の予選落ちで、自分にはその攻め方が合っていないなと確認も出来たので、今週は優勝優勝ではなく最低でも予選通過、ランキング1位は無理でも2位を目指して上位争いをしたいと思います。」
この日は賞金ランキング1位の佐藤大平と2位の梅山知宏が同組ということもあり注目を集めていたが、3位の高柳直人も同組だった。俺を忘れるなと言わんばかりの首位スタート。不安はティショットだけという高柳の優勝は大いにある。