記事
〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2018
ホストプロの悩みは深い・・・小林正則が3アンダー
そんな42歳が、モンスターコースで初日に3アンダーを出して「信じられない」。
スタートの10番で、「カラーから、5メートルが入って助かった。貯金が出来るのと、出来ないのとでは全然気持ちも変わる」。
主催者の声援も、力に変えられた。
「(ミズノの)専務が見ていたので」と、バーディを奪った12番。
「18番も見ているのが分かった。近かったので、入れたかった」と、チャンスを逃して「外れちゃった」と、そこはやっぱり悔しがったが「今の状態で、このスコアは最高でしょ」。
今週は、ミズノ契約のホストプロだが、もはや昔のような気負いは感じない。
「ゴルフはもちろん、身も心もぼろぼろの状態」と、満身創痍を隠さない。
「明日から? 全然楽しみじゃない。むしろ明日よ、来ないでくれ! 今日で終われ!みたいな・・・」と、このまま期待に応え続ける自信もない。
今大会の上位4人にもらえる全英切符。
「行きたいですよ。そりゃ行きたいですけど、そういうことを考える前にまずは1打1打」と、浮わつかない。
初シードから2年後の2004年にシード落ちをしてから深刻なスランプを経験。
石川遼とのプレーオフを制してツアー初優勝を飾ってみごとに“復活”をとげたのは、それから7年後の2011年。とおとうみ浜松オープンだった。
逆境には、免疫もある。
「今日はティショットも安定していたし、半数はフェアウェイをとらえられていたので。だんだん、良くなってきたのでまた1ホールずつこなしていくだけ」とホスト試合で慎重に、打開の道を探る。