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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2016

ドラマチックな勝ち方を! 小平智が狙う3つめの日本タイトル

日本と名のつくタイトルで、なおさら燃える。新世代の“メジャー男”を狙う小平が、この日は磨きに磨きをかけた小技を駆使して、2位タイにつけた。

10番で、25ヤードからチップイン。17番のアプローチも「エッジ過ぎたところを狙い、思ったところに打てた」と、入りかけ。5番と16番では、寄せワンパーを拾った。

今大会終了後に各1位が決まる部門別ランキングでは、谷口徹に「へたくそ」と叱られてきたサンドセーブにも強いこだわりを見せ、「谷口さんより上に行きたい。オフに取り組んで

きたことが、身になっている。グリーンを外しても、寄ってくれる。大崩れしなくなった要因」と、胸を張る。

今年は、2013年の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」に続く日本オープンを制してから、こちらも強いこだわりを見せてきた。
この「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を獲れば日本と名のつく3冠は、27歳と248日目にジャンボ尾崎が作った、史上最年少記録を更新するが開催コースの地元プロとして、ただ塗り替えるだけでは、気が済まない。

ここ東京よみうりで、数々誕生してきたメイクドラマ。
特に今大会は、4年連続4度目の出場を続けている小平も会場で直接目にした直近の試合で言うなら18番のチップインパーで、ツアー初優勝を飾った2013年の優作や、昨年は5打差の大差で制した石川遼。
「名場面が生まれているコースの日本タイトルで、優勝したい。気持ちを人一倍持っている。最後まで諦めていない」。
最高のエンディングを夢見ている。

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