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ANAオープン 2016

昔は細すぎて折れました・・・大堀裕次郎が逞しくなって好発進

昨季のチャレンジトーナメントの賞金ランク7位で出ている大堀が、上々のスタートだ。
初めての輪厚の攻め方は、「師匠の師匠」に教えてもらった。デビュー時の2014年から何かと世話になっている。武藤俊憲の師匠が、谷口徹だ。2009年の歴代覇者にも、武藤を介して何かと世話になっている。

今週は、千歳市内の谷口の行きつけのお店で、「あのホールは右ラフでもOKとか。あのホールは絶対にセンター狙い、とか」。攻略ルートを教えてもらった。おかげで、この日は無駄打ちをせずに済んだ。
「たとえば今日の5番なら、以前は右のピンに対して、ピンを狙ってパーしか獲れない」。谷口の、教え通りに5メートルのバーディチャンスにつなげた。
先輩方にも鍛えられ、年々逞しくなっていく。

大阪学院大時代に日本アマを制した頃には、体重が66キロしかなかった。「プロ入り前は、細すぎて骨折した」と、デビュー目前に肋骨が折れて出遅れたのが悔しい思い出。

今は専属のトレーナーについて、食事から見直して、シーズン中も80キロ前後を保っている。転戦中は、栄養の偏りにも注意しながら「とにかく一杯食べることにしている」と、維持に努める。
「食べないと、すぐに減っちゃうので」とは羨ましい限りだが、本人には悩みの種の解消に懸命な今日このごろ。
「洋芝も苦手。アプローチが難しい」と、本人には自覚がないようだが、7月のセガサミーカップと日本プロ。北海道2連戦では連続のトップ10入り。

「だけど2回とも、最終日に伸ばしただけ。最初から、上のほうにいてというのはない。そのへんも成長していきたい」と総合的な底上げに努める日々。
「トップ5もまだない。トップ5を狙っていきたい」。
今季の獲得賞金は1200万円を越えて、目下賞金ランク39位に後半戦は大胆に攻めていけそう。
「御殿場に行きたい。フェニックスも出たい」。
今季のフォールシャッフルの対象選手が秋のビッグイベントに割って入るためにも、ここからが正念場だ。

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