6位タイからスタートの丸山。この日2日目は、パッティングに苦められた。
　アイアンショットは前日に続き、好調。だが、チャンスパットが決まらない。
　前半、2番パー3ではOK距離につけてバーディを奪ったものの、3番では1メートルを外し、5番でも、約2メートルのバーディパットを、1．5メートルもオーバーさせた。
　「今日はパットがひどすぎました。良いチャンスはいっぱいあったのに…。思い通りには打てているのに、思わぬ切れ方をするし、理解に苦しむ」と、首をかしげた。
　後半、10番で長いバーディチャンスを決めて、波に乗りかけたが、通算10アンダーにして迎えた14番でボギー、15番では短いボギーパットを外してダブルボギーだ。
　最後の18番も、バーディパットがわずかにカップをそれて、空を仰いだ。
　「7メートル前後を入れている上位陣に対し、僕はOK距離しか決められない。これじゃ、勝負になりません…」
　結局、この日の第2ラウンドはひとつしかスコアを伸ばせず、通算8アンダー12位タイにとどまった丸山。
　「今日は仕方ない。開幕戦ということで、いっぱい練習してきたつもりでも、どうしても、ひとつや２つ、しちゃいけないミスも出ますから…。ここは、パットが決まれば爆発できるコース。明日は、初日以上のゴルフで頑張ります！」
　気持ちを入れ替え、3日目にのぞむ。
　なお、トーナメントリーダーは、通算17アンダーのアーニー・エルス。

* 『メルセデスチャンピオンシップ（米ハワイ州マウイ島カパルアプランテーションコース、9日―12日）』は、昨年のツアー優勝者のみが、出場できる大会。丸山は、昨年、米ツアー2勝目をあげ、日本人選手としては初の、2年連続出場を果たした。過去に出場経験のある選手は、ほかに、青木功だけ。
* 出場選手は、ツアー史上最多の18人の初優勝者を含む36人。昨年、左膝の手術を受けたタイガー・ウッズと、夫人の出産を控えているフィル・ミケルソンは、出場していない。

• 丸山 茂樹
• 青木 功