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マンシングウェアオープンKSBカッフ゜ 2004

マンシングウェアオープンKSBカップ2日目横田真一が通算10アンダー、首位タイ

感覚派で有名な横田の口から、今週も傑作な表現が飛び出した。
「ショットは、ハエ叩きのイメージだよ」。
狙いをすまして、面をビシっと的に命中させる。「インパクトは、このイメージ」。 先週の会場で受けた、雑誌のレッスン取材でひらめいた。テーマは「ボディターンで 振るには、どうするか?」この質問に答えているうちに、ふと出たセリフが「ハエ叩 き」だった。
横田の場合、ドライバーの重みばかりを敏感に感じすぎながらスイングすると、腰の 回転と、クラブが下りてくるタイミングに時間差が生まれ、インパクトでクラブが開 いて入りがちだった。
それを防いで体の正面でインパクトを迎えるために、「クラブヘッドを、ハエ叩きく らいに軽いものと思いながらショットする。そうすればより早くヘッドを走らせるこ とができるのではないか?」と横田は解いたのである。ひょんなことからひらめいた この理論。本人もたいそう気に入って、早速、今週のテーマに取り入れた。名づけ て、「ハエ叩き打法」。ユニークなスイング理論でこの2日間、安定したショットを 続け、積み上げた2日目のスコアは、ボギーなしの6バーディ。
先週から、パッティング時にしびれが出て、「手に電気が走るようになった」。その 対策として今週は、中尺パターのライとロフト角を調整し、ストロークでヘッドが前 に出やすいように改良を加えた。おかげでグリーン上の不安も軽減されて通算10アン ダー、首位タイで決勝ラウンド進出だ。
今シーズンはこれまでの6試合で、本戦突破と予選落ちを交互に繰り返しているが、 予選突破した大会ではトップ10入りが2試合。そんな「効率の良い稼ぎ方」は、ゴル フが好調なあかしだそうだ。
普段から、妻でタレントの穴井夕子さんと次のツアー2勝目に備え、優勝スピーチの 練習をしている。「奥さんが、主催者へのみなさんへのお礼の言葉は、絶対に入れた ほうがいいんじゃないか、とかアドバイスしてくれるんだ」。2人で考えた感動の ヒーローインタビューは今週、最終日にぜひ披露してほしいものだ。

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