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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2016

夫人の誕生日に藤本佳則が64

この日3日目は、全ホールがチャンスといってよかった。面白いようにピンに絡んだ。「ショットは最近良くなって、あとはパットが入ってくれれば。久しぶりに良いゴルフが出来ました」。

5番では7メートルや12番は、9メートル。17番では10メートルの長いのもねじ込んだ。最後の18番は、奥からの6メートルこそ「1個でも、縮めておいたほうがいい」と、逃さなかった。

「今日は嫁さんの誕生日なので」と、笑み崩れた。
前夜は、奈良の自宅で二児の子育てに忙しいひとつ年上の祐未夫人に、一応電話で聞いてみた。
「何でも欲しいもん、買うたるから言いや〜」。
「別になんもいらん」と、すげなく言われて拍子抜けした。
「買うたる、言うてんのに・・・」と、改めて「経済的な嫁さんです」と、そんなけなげな夫人の誕生日の翌日に、ツアー通算3勝目なら「シナリオ的にはいいけどね」。

先週のセガサミーカップは、祝福に駆けつけた18番で、谷原からパスされたウィニングボールをなぜか、藤本が観客席に投げ込んだ。今週は、最終日も大爆発で“タニさん”と親しみをこめて呼ぶ大学の先輩とのV争いに加われるか。

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