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三井住友VISA太平洋マスターズ 2020

1差で初Vを逃した木下稜介「これが最後じゃない」

©JGTOimages
初優勝を逃した木下稜介は、ティショットのミスがボギーを呼んだ15番が悔やまれる。
「プレッシャーはそこまで感じていなかったが、ダメなほうに行ってしまった。パットもあまりよくなかった」。

3人タイの首位を許した。
次の16番では、手前1メートルにつけるバーディで、再び混戦を抜けたが、17番でバンカーから渾身のパーセーブを見せる間にすでに最終ホールでドラマは起きていた。

ひとつ前の香妻のピンそばイーグルは、フェアウェイバンカーからの2打目を刻み、3打目を段下に乗せてのぼってきたグリーン上のリーダーボードでようやく知った。

自分が外せば、負けが決定。
長い、長いバーディトライは入れる気で打ったが、一歩及ばなかった。
「勝つのは難しいですね」と、ポツリと敗者の弁。
「香妻選手も初優勝でずっと優勝したいと思っていただろうし、そこは素直におめでとうと言いたいです」と、潔く言った。

「これが最後ではない」と、言い聞かせた。
今年の男子ゴルフは、あと2試合。
次週の「ダンロップフェニックス」と、来月の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で、コロナ禍のチャンスをもらえた。
「いい経験ができましたし、最後まで優勝争いできた。次に、生かさないといけない。次は勝てるように頑張ります」と、前を向いた。

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