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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015

沖野克文がホールインワンを達成

主催の本間ゴルフとアコーディアゴルフより贈られたご褒美の30万円を、鎌田隆介大会副会長より頂戴してありがとうございます!
強い気持ちが、奇跡の一打を生み出した。「今日はフェアウェイに行けば、全部ピンに打っていこう」。今週は、テレビ解説でマイクを握る、師匠の田中秀道にも言い含められた。「パットはショートしないこと。オーバーして外れてよしとしろ」。技術的な指導もさることながら、まずは気持ちの持ちようをたたき込まれて最終日も出ていった。

昨年のチャレンジトーナメントはランク4位で本格参戦する沖野は今大会終了後に、出場優先順位を組み替える「フォールシャッフル(※参考)」の対象者であり、現在同29番目につける沖野が再来週以降のツアーの出場権が与えられる同10番目に食い込むには今週、単独3位に入る必要があった。

「僕はダメもとでやるしかない立場。普通にプレーしても意味がない。思い切ってやっていこう」と、強く心に誓った最終日は、17番ホールで快挙を達成した。

7番アイアンを握った184ヤードのパー3で、ツアーでは自身初のホールインワンを記録した。「いい感じで飛んでいったと思ったけれど。まさか入るとは思わず」。ギャラリーの歓声で、そうと分かって「鳥肌が立った」。足も震えて、次の最後の18番は、ティショットをラフに入れてしまった。パーオンも逃して、アプローチで寄せた2メートルのパーパットも手が震えた。

大会は11位タイに終わって、結局「フォールシャッフル」の順番も24番目に終わったが、収穫のある1週間。「こういう試合を1個1個、積み重ねていかないといけないんだと思えた。手応えを感じています」。第1回の熱意系トーナメントは39歳にとっても、今後の道しるべとなる4日間となった。

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