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【5R】市原弘大が、スイング改造効果でベストスコアタイの65

 今シーズンの賞金ランキングで88位に終わり、シード権を喪失した市原弘大。QTにまわり、「まずは4日間戦って、予選を通過すること」から始まり、前日まで4アンダーの60位タイと沈んでいたが、5日目にして爆発。ベストスコアタイの65をマークし、トータル11アンダーの17位タイまで浮上した。

インからのスタートで、出だしの10番こそボギーとしたものの、13番で一つ取り戻すと、17番からは圧巻の6連続バーディ。17番は1メートル、18番は2メートルにつけるなど、ショットが安定。「ラッキーだった」と3番では長めのパットも入るなど、リズムに乗れた。

「5番と6番でパーが取れたのも大きい」と、その後は7番のバーディで打ち止めで、トータル8バーディ、1ボギーで7つもスコアを伸ばすことに成功した。前日から劇的に結果が良くなったのは、スイング改造にようやくアジャストできてきたことにあるという。

「仮にシードが取れたとしても、(来年)やっていける希望が見えなかった」ことから『カシオワールドオープン』後にスイングチェンジに着手。「タイミングの取り方とか、ヒザの使い方とか」様々な微調整を施しているが「昨日までは何となく気持ち悪い」と、まだモノにはできていなかった。

ところが、「今日あたりからチェックポイントが少なくなって、うまく打てるようになった」そうで、「本当は(石川)遼のように、1カ月くらいかけて、一日2万球も打つくらいやらないといけないんだけどね。そのくらいの気持ちでやっています」と、笑ってみせたが、確かな手応えはつかめている様子。

「緊張感はあるけど、何回も(QTは)やっているからね(笑)。来年につなげたいです」。新たに取得したスイングで、やっていける気配は感じると話した市原。明日も好スコアを出すことができれば、自信をもって来年のレギュラーツアーに臨める。

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