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カシオワールドオープン 2014
冨山聡が土壇場のシード権確保!(※来季シード権のボーダーラインについて)
まさに「崖っぷち」で今大会をスタートさせた。
やはり、このカシオワールドオープンでは最終日、最終ホールのバーディで、一発大逆転の初シード入りを果たしたのは2011年。
今回もまた、土壇場の大躍進に「家族にも、胸を張って報告できます」。
今年は手首の故障もあり、女子プロゴルファーで妻の礼奈さんにも心配をかけただけに、「今年はしんどかったけど、結果的には満足してます」。
この日は2番でボギーが先行したものの、上位陣も伸び悩み、大混戦の最終日は「1オーバーでも、僕のスコアがリーダーボードに載っていて。終盤は一つでも伸ばしていこうと、落ち着いてやれた」。
そのうえ、師匠と慕う片山晋呉がひとつ頭抜け出して「単独2位を狙おう」と、17番ではベタピンのバーディで、粘った。
土壇場のシード確保に、師匠を大いに喜ばすことも出来た。
※来季の“シード権”について
来季の“シード権”はまず、賞金ランキングの上位60人までをまずひとつのボーダーラインとし、1年間の出場優先順位を与える。
さらに、2つめのボーダーラインは、同61人から75人まで。この10人には1年間の優先出場権を得られるが、秋に行う出場優先順位の組み替えのとなるフォールシャッフルの対象選手となる。
カシオワールドオープン終了時の賞金ランキング
なお、賞金ランク22位の松山英樹と、同74位のJ・クヌートン、同77位のジョーダン・スピースは、出場義務試合不足のため、賞金ランキングの対象外選手となる。よって、同61位の塚田好宣までがまずひとつめのシードのボーダーライン。
そしていわゆる「第二シード」は、同62位の永野竜太郎から同78位の深堀圭一郎までとなる。