この日は最後の9番パー5の2打目で「狙い通り」にあえて入れたグリーン手前のバンカーから、脱出に失敗。
「深く入り過ぎた。ヘタ過ぎました」と、苦笑いも手前ラフからの4打目を、ピンそばにぴったり寄せた。

1メートル弱もしっかりしのいだ。「今日はノーボギーで回れたので。上出来ですね」。
今季はツアーの出場権こそ持たないが、2週前のフジサンケイクラシックから、2試合連続で当週の月曜日に行われる予選会「マンデートーナメント」をトップで通過するなど、波に乗っている。

自身2度目の輪厚は、昨年末から指導を仰ぐ青山充コーチに、攻略法をたたき込まれてきた。「何ホールか風が回るホールがある、と。

そのホールでは、どこにピンが切ってあっても真ん中に打つように、と。今日のノーボギーにつながった」と、感謝した。

開幕前は謙虚に「予選通過」が目標だったが本人も思いがけない、上位進出に、上方修正。「良い位置で通過が出来たので。明日からは優勝を意識しながらプレーしたい」。
初日に10位で出た大堀裕次郎は、大阪学院大時代の同期で、2打差の3位にいる片岡大育は、香川西高時代の先輩だ。
「大堀も頑張ってるし最終日には、先輩とも一緒に回りたい」。
良き仲間がいるから、頑張れる。

• 木下 稜介
• 大堀 裕次郎
• 片岡 大育