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意外とおもろい関西人?! 大堀裕次郎が登場

亨成(ヒョンソン)に続いて、2人目の登場は初シード組の中でももっとも、注目の一人だ。一見、クールなイケメンは、こう見えてジブリが好きで、子どもも大好き。

25日はジャパンゴルフフェアの2日目に駆けつけたJGTOブースのトークショーでも、レッスン会でも、とりわけジュニアの子に目を細めて「ゴルフでも、人格の面でも小さい子たちの目標とされるようなプロゴルファーになるのが目標です」。

こう見えて、ダウンタウンさんと同じ兵庫県の尼崎市出身で、コテコテの関西人でもあるのはそのしゃべりでも明らかだ。
「え・・・・・・関西弁、出てますか?! こういう敬語のときは、出ないはずなんですけど」と、確かに言葉尻こそ標準語でも、イントネーションで丸わかり。

お笑いが好きで、吉本をこよなく愛し、こう見えて意外とおもろいあんちゃんは、大阪学院時代に日本アマを制して「鼻が“こう”なった」と、鼻の上でこぶしを作って、「でもプロ転向後にへし折られた」と、デビュー目前の骨折や、ドライバーのイップスで、自慢の飛距離も目に見えて落ちたり、悪戦苦闘の末に、ようやく、初シードにこぎつけたこのオフは、小技に磨きをかける日々。

恒例の宮崎合宿で、谷口徹に「びしばし」しごかれ「こないだやっと、“一般人のアプローチになった”と言ってもらえた」。
谷口に、やっと人並みの技になったと言われて味をしめ、さらなる指導を仰いだら「ここからは、お金が要るで」。そんな関西人ならではの冗談はさておき、「谷口さんは一見怖いけど、本当は優しくて、面白くて、後輩思いで、おしゃべり大好き」。
酒もタバコも一切やらず、もっぱら夜のお楽しみは、仲間とのコーヒーブレイク。
人気の外資の喫茶店でのゴルフ談義も「谷口さんが、9割方喋ってるはるけど」。どれをとっても大堀には身になる話ばかりでこのオフも、感謝しかない。

デビュー当時は声もかけてもらえなかった先輩プロにもやっと、視界に入れてもらえるようになった。「やはり、結果がすべてなんだ、と。厳しい世界」と、身にしみると同時に、やっとここまでこぎつけたという実感でいっぱいだ。

今年、さらなるステップアップのための必須事項は言うまでもなく、「出来るだけ早い時期の初優勝と、そこから勢いつけて2勝、3勝」。
きっかけさえつかめば、一気に大化けするタイプ。最終日の大爆発には枚挙にいとまがなく、「林の中でもバーディを獲るような、そんなプレーで魅了したい。ぜひ、試合を見に来て下さい!」。
男子ツアーの隆盛も、自分たち世代の活躍にかかっていると、重々承知のPRだ。

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