どんなにスコアが良くても、ヒロシの顔色は晴れない。「今年は、良くない状態が続いているので、良くない原因を探して前半は、色々試しながらやったがゴルフの内容は、昨日よりも悪かった」と、4アンダーを出した初日から、この日はひとつスコアを上げただけ。

「いらいらするミスばかり。いらいらするので、ミスが止まらなくなる」と、悪循環にまた、いらいら…。

昨季、本格参戦を果たした米ツアーでシードを逃し、起死回生の入れ替え戦でも、最終戦がハリケーンの接近で中止となるなど不運続きの幕切れだった。

スポット参戦での復活を期すにも、今季は出られる試合も限られており、当面は日本ツアーで地盤を固めるしか策がない。

本場の厳しさを知ったからこそもはや、生半可なゴルフでは納得いかない。自らハードルを高く設定しているからこそ、自分にも厳しくなる。
「それでもこの位置にはいるので、もうちょっと自分に優しくなりたい」。
コースで笑顔のヒロシが見たい！

• 岩田 寛