記事

ダンロップ・スリクソン福島オープン 2017

祝・アベックV!

新井さんとウタちゃん。大の仲良し
今年の第4回大会も、ウタちゃんにとっては最後の夏。2年連続の晴れ舞台は今年もまた、心をこめてリーダーを送り出した。
ビリケンさんこと藤本佳則と、手と手をつないで1番ティに入場したキッズエスコート。一緒に記念撮影をして、帽子にサインをもらった後、藤本プロは満面の笑顔で「頑張ってね!」と、声をかけてくれた。
「私は藤本プロに、頑張ってと言えなかった」と、残念がったがウタちゃんの思いはきっと届いている。

「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、初年度の2013年から「復興」と「地域活性化」と「ジュニア育成」を3本の柱に掲げて毎年、期間に合わせて多くのタイアップイベントを開いてきた。
今年も29日の土曜日には、スポンサーが誇る最強のホストプロ、松山英樹が主催のジュニアスクールを開いたり、開幕直前の月、火曜日にはファンミーティングを開催したり年々、確実にゴルフの裾野は広がっている。

やはり、29日には会場のお隣のNASUコースで「第4回しらかわスナッグゴルフ大会」を行った。その学年別の成績で昨年の続いて、今年は6年生の部で、みごと“連覇”を達成したのがウタちゃんこと西郷村立川谷小学校の有賀詩(ありがうた)さん。
最終学年での“有終の美”も、「これでスナッグゴルフから卒業なんて、実感がわかないけれど」とちょっぴり寂しげに「次のみんなが来年も頑張って、続けていってくれたらいいな」と後輩たちに思いを託した。

卒業しても、スナッグキッズはみんないつまでも友だちだ。
そんなウタちゃんに駆け寄った川谷中学1年の新井真優さんは、昨年の総合優勝者で、大会を通じて仲良くなったウタチャンとは今も大の仲良しだ。

新井さんも、ウタチャンもまだ残念ながら本ゴルフに転向する予定はない。荒井さんも「部活が忙しくて…」と、今は競技からは遠ざかっているが、やっぱりゴルフは大好きで、この日はお父さんと観戦にやってきた。

「藤本プロや、IHホプロを応援に来ました」と、ウタちゃんと一緒に最終組のスタートを見送った。
「スナッグゴルフは卒業だけど、私もまた来年大会を見にくる」とウタちゃんも約束してくれた。
ここ福島で大会と、スナッグゴルフを通じて生まれた絆。

前日の大会ではみごと総合優勝を飾った西郷村立米小学校の菊地隼くんが、この日エスコートしてくれた宮本が、みごとV11を飾って、アベック優勝も実現した。
これからも福島で、奇跡の物語が紡がれていく。
  • 松山英樹の主催によるジュニアプログラムには今年も恩師の阿部靖彦監督が熱弁をふるってくださった
  • スリクソン契約プロによる雨中のレッスン会。子どもたちの歓声が響いた
  • 菊地くん、宮本プロとのアベックV、おめでとう!!

関連記事