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松山英樹がWGC制覇

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世界の強豪が集う舞台で、日本の松山が圧倒的な強さを見せつけた。
中国上海で行われた世界ゴルフ選手権(WGC)「HSBCチャンピオンズ」は、3打差の単独首位から出た最終日をボギーなしの6バーディで回り、通算23アンダーは2位に7打差をつける圧勝を飾った。

日本人として初のWGC制覇は、スタートの1番からバーディを先行させて、他の付けいる隙もなかった。4打リードで前半を折り返すと、13番ではグリーンのカラーから、長いバーディトライを沈めて差は開くばかりだった。

15番の連続バーディで、一時は8差をつけた。
この週、最多の29バーディも、「30バーディで終わりたかった」と最後は2打目を池に入れ、それでもパーで終わった18番を、笑って悔しがる余裕すらあった。

「早く俺の記録を抜け」と日頃、本人にも言われている丸山茂樹に並ぶ、米通算3勝目に「まずは、そこに追いつけたことも嬉しいと思っています」。
目標のメジャー制覇にむけても「いっそう、勝ちたい気持ちが強くなり、来年が楽しみになった」と、自信の深まる1勝となった。

吉報を、国内ツアーのマイナビABCチャンピオンシップの会場で聞いたJGTO会長の青木功も「歴史に残る1ページ。目標のメジャー制覇も手に届くところにある。近い将来、勝ってくれるのではないか」と喜んだ。

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