ツアーで初めての最終日は1番でバンカー目玉。8番では「シャンク」の2打目をOBした。1日2つのダブルボギーを悔しがったが高校3年生が、2日続けてプロの度肝を抜いた。
3日目の谷口徹に続いて、この日は4位タイにつけた北村も、時松もやはり驚いたのは、ドライビングディスタンスでもチャン・キム、トッド・シノットの海外勢に次いで3位(平均318.25y)に入った18歳のその飛距離。
「ゲンゾウ(時松の本名)とも言ったんですけど『マン飛びだね』と。ハンパない!」とは北村。
「しかも飛ぶだけじゃなくて、アプローチもパットもそつなくこなす。有望です。2,3年後には確実にツアーに来るんじゃないか」と、将来のプロゴルファーを目指す本人にとっても、最大の賛辞を贈られた杉原さん。
初のローウェストアマ賞は、栄光の「中部銀次郎杯」を受け取って、「自信になる」。
週を置かずに次週は、全英オープンの出場権をかけたミズノオープンで、再び腕試しだ。
「もう一度、ローアマを獲れるように頑張りたいです」。2週続きで並み居るプロをおびやかす。