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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2022

親友・河本力の優勝が刺激に!杉原大河のゴルフが噛み合いはじめた

この日の杉原大河は7バーディ、1ボギーの66という内容で首位とは1打差の2位につけた。危なげない内容のゴルフに久々に充実感が漂った。

先週の『Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2022』で優勝した河本力とは同い年で、かつ同じ四国出身ということもあり、ジュニア時代から切磋琢磨してきた親友関係にある。そんな河本の優勝が刺激にならないはずがない。

「おめでとうと伝えました。(河本)力の実力なら優勝するだろうなと思っていましたけど、自分がそこにいれない悔しさもあったので、それをしっかりぶつけられるように頑張ろうと。ただ、自分はあまり焦りすぎずに、自分は自分なのでしっかりと割り切ってやりたいですし、(ゴルフの)調子も、この1ヶ月しっかり調整して自信があるので、今の自分の力を出し切るだけだと思っています」。

 

杉原と言えばアマチュア時代に『石川遼 everyone PROJECT Challenge 2019』で優勝を飾っており、アマ時代の実績からもプロ転向後はすんなりレギュラツアーで活躍すると誰もが感じていた。ただ、プロ入り後は思うようなゴルフをすることができなかった。結果、メンタル面やスイング的なことでも悩み、苦しい時期を過ごしたという杉原だが、ただ、その悪いときが無かったらここまで考えることがなかったのではないかと振り返る。

「苦しい時間でしたが、むしろいい時間だったかなと思えています」。

 

杉原自身は知らなかったようだが、今回の優勝で副賞として『ダンロップフェニックストーナメント』への出場権が与えられる。昨年の『ダンロップフェニックストーナメント』は杉原のプロ転向後の初戦。初日68をマークして好スタートを切りながら、2日は80の大叩きで予選落ちとなった。思い返せば、そのあたりから歯車が狂い始めていたのかもしれない。時間はかかったが、ようやく本来のゴルフを取り戻しつつある杉原。1年越しのリベンジを果たすために、今週の優勝を狙う。

 

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