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改めて、人気の女子にも負けるもんか!!(シブコさんにも、ね)/日立3ツアーズ選手権(組み合わせ発表)
もっともエキサイトしていたのが、何を隠そう我らが男子ゴルフのJGTOである。
3連覇がかかった昨年は、シニアのPGAが6年ぶり3度目の優勝。
女子が2位。
JGTOは、最下位に落ちた。
今年は、2年ぶり8度目のリベンジがかかっている。
初の代表入りを果たした飛ばし屋、チャン・キムが突如、挙手して早口の英語で、構わず疑問・質問をぶつけるなど前日から早、燃えている。
6人中、昨年の雪辱を味わっているメンバーは2人。
「今年は絶対に負けたくない」と、賞金王の今平周吾。
石川遼は「去年、僕らは悔しい思いをしていますし、3位は嫌だなというのがあって。今年も始まる前から弱音を吐いてしまいますけど」。
各ツアーの今年の距離セッティングはJGTOが7266ヤード。シニアのPGAが6760ヤード。女子のLPGAが6226ヤード。
前日ミーティングでも男子がつい、声を上げたのはそこ。
「差が、差が…!みたいな。特にパー3がJGTOは厳しいかな、って。だけどそんなことは言っても仕方ないので、逆に燃えます」と、チームに奮起を促した。
満場一致で今年のキャプテンに就任した石川。
2期目の選手会長が、各選手の飛距離やプレースタイル、相性を分析してチームを采配した。
ベストボールで競う午前の第1ステージはまず先陣で、石川とキムが弾みをつけることにした。
2番手が黄重坤と朴相賢の韓国ペア。
今平と堀川未来夢の同級生ペアが和気藹々と、ひとまず前半9ホールの最後を締める。
午後から勝負のオルタネートは先鋒に、再び鉄壁の黄と朴ペア。第2組は前後でメンツを入れ替えキムと堀川。
そして最終組で「後半、勝負をかけていく」と燃える今平。
石川は「華やかさでは勝てないし、熟練の技もない。やっぱり、僕らはガッツ」。
対するのは倉本会長と谷口徹のシニアペア。
女子には、人気でも圧倒されそうだ。
女王とスマイルシンデレラとの対戦。
「愛さんと、渋野さんと回れるなんて。ゴルフをやっててよかった」と、石川でさえ噛みしめる稀有な好カード。
「ファンの方には申し訳ない……!」。
誰もが羨む豪華対決で、ファンを敵に回そうとも今度こそ、最強ツアーの称号は譲れない。
雪辱に燃えるJGTO。
人気の女子にも、負けるもんか……!
<1STステージ(ベストボール方式)の組み合わせ(シニア・女子・男子の順)>
8時35分
Pマークセン/Tウィラチャン
申ジエ/穴井詩
石川遼/Cキム
8時50分
秋葉真一/倉本昌弘
上田桃子/小祝さくら
黄重坤/朴相賢
9時05分
Gマイヤー/谷口徹
鈴木愛/渋野日向子
今平周吾/堀川未来夢
<2NDステージ(オルタネート方式)の組み合わせ(シニア・女子・男子の順)>
12時20分
Pマークセン/Tウィラチャン
申ジエ/穴井詩
黄重坤/朴相賢
12時30分
秋葉真一/Gマイヤー
上田桃子/小祝さくら
Cキム/堀川未来夢
12時40分
谷口徹/倉本昌弘
鈴木愛/渋野日向子
今平周吾/石川遼