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堀川未来夢は初メジャーで「予選通過はチャンスある」(全英オープン)
「昨日までと、別コースに感じる。風を読み間違えたら大変。日本の風と、重さが違う。影響のされ方がびっくりするくらい違う」。
悲鳴をあげたが、元来のプラス思考は相変わらず。
「刻むのは2,3ホールにする。ほとんどのティショットでドライバーを使う。ボランティアさんが球を見つけてくれるのであれば、打てる」と、当地の人手も頼りに、果敢に攻めていくつもりだ。
準備は入念にしてきた。
ブリヂストン社の全英仕様のキャディバッグにとりあえず、詰められるだけ詰めてきたウェッジは6本。
ドライバーはロフトを立てたものを数本用意してきたが、こちらは実際のコース下見で「アップダウンがあったりイメージが違ったので、これまでと同じドライバーを使う」と、選定も落ち着いた。
前日の16日火曜日は、日大の大先輩でテレビ解説をつとめる丸山茂樹を交えて、松山英樹と練習ラウンド。
丸山にはアプローチやパッティング時の疑問を率直にぶつけ、一学年上の松山のゴルフは「見て学んだ」。ありとあらゆる情報をかき集めて、開幕に備えてきた。
「優勝はイメージが湧かないけど目標は、予選通過すること。それはチャンスがあると思う。ドライバーがまっすぐ行けば」。
6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で初Vを、5年シードの国内メジャーで飾ったばかり。
日本予選ランキングの最上位者として権利を得た。全米オープンに続く、メジャー2戦目でも存在感を出したい。