熊本地震の発生から来月で3年の月日が経過しようというなか、復興に向けてゴルフがその役割の一部となって少しずつ前に進んでいる。
益城町、菊陽町、西原村、合志市と、復興支援の一助にと寄贈・導入が進められ、昨年は新たに大津町でも市内7校全校がスナッグゴルフを導入。10月7日には「ゴルフで熊本県を元気に! スナッグゴルフ体験会in大津町」も開催され大きなニュースとして話題となった。
先週には、菊陽町と大津町による合同の指導者講習会も行われるなど、小学生だけではなく、地域を巻き込んだムーブメントが作られ始めていて、ゴルフがその役割の一部につながっているようだ。
そして先月16日の秋吉翔太訪問の大津南小学校に続く実技講習会がこの日、大津北小学校で行われ、3年生から5年生の40人の児童たちが、スナッグゴルフでゴルフの基礎を学んだ。
講師を務めたのは、地元でジュニア指導で実績のある村松浩プロ。パットやショットなど、ユーモアを交えてわかりやすく楽しく伝えた。
また、締めくくりに村松プロから児童たちに話した、「ゴルフの審判員は自分自身で、小さい頃のウソが大人になった今でも心に残ってしまうものなので、皆さんは正直にウソのない生活を心がけてね」という道徳的な要素も含んだお話には、真剣な眼差しで聞き入る児童たちの表情が印象的だった。
お隣の菊陽町では、スポーツ推進員が主催する独自のスナックゴルフ大会も開催されており、菊陽町と大津町が連携した普及活動に期待がかかる。