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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2021

もう計算しない。高山忠洋が2週連続の好ダッシュ

©JGTOimages
史上初の新規試合で復活に賭けるベテランが、初日からハングリーに攻めている。
高山忠洋がボギーなしの7バーディで、2週連続の好ダッシュを決めた。
「65」で回って、首位タイで飛び出した。

舞台の西那須野カントリー倶楽部は、随所に池やハザードが絡み、小高くなったグリーンは、ポテトチップスみたいにウネウネしている。

「ピンポイントに打たないといけないですし、そこからもクセがあって難しい。左ルートと右ルートのミドルもあったり、非常に頭を使うコース」と、その分消耗も激しく「朝もしっかり食べたんですけど、途中お腹すいちゃって…」。

ラウンド中もバナナに、ブドウ糖ゼリーとひたすら食べた。
「それだけ脳にも疲れが来ている」。
エネルギー補給につとめて難コースで好発進した。

先週の「中日クラウンズ」では3位タイ。
最終ホールのバーディチャンスが入っていれば、回復まで丸1年以上も要した目の病気から、公傷明けのシード権確定だった。

出場可能な残り2戦で83万910円を持ち越した。
「でもその計算ではなく、ベストを尽くして優勝するという思い」。
先週、終わってJGTO会長の青木功と少し話しをした。
「勝ちに行くつもりで来い、と。強い気持ちを持たないと負けちゃうから、と。俺は一番というつもりで来い、と。叱咤激励していただいて」。
おかげで今週は、選手会初の主催試合で初代王者しか見えなくなった。

復活に賭ける43歳を、みんなが応援している。
「所属先のスターツの村石会長から直々にお電話いただいて、元気をもらったよ、とか。いろんな方から応援してもらえて、そういう方々の為にも一生懸命やれることやって、いい報告をしたいという想いがいいプレーにつながっている」と、感謝。
今週こそ、全力の向こうに本当の感動が待っている。

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