記事
中日クラウンズ 2004
今年、賞金ランクによるシード権復帰の佐々木久行が2位タイ
今年、賞金ランクによるシード権復帰の佐々木久行が2位タイ
苦手の和合コースで、自身のベストスコアを日に日に更新。初日66、この日3日目は 64。最終ホールは、グリーン面の見えない打ち上げの右ラフからのアプローチを直接 カップに放りこんだ。「まさか入るとは思ってない。信じられない!ラッキー、ラッ キーです!」通算11アンダー、2位タイフィニッシュに、3打目に使用したサンド ウェッジを思わず高く突き上げていた。「和合で、こんな良いスコアを出したのは初 めてなんです!」と笑顔満面。
2001年、2002年は、賞金ランクによるシード権を失うなど、低迷が続いた。95年日本 プロの優勝で、10年間の長期シードを持つものの、それも来年度で期限が切れる。昨 年2003年に賞金ランク49位で復帰を果たした今季が正念場となる。
「なにしろ、シンゴとはこんなに差がついちゃって、しかも彼は崩れない選手。優勝 はありえないと思うけど」と控えめなコメントを残したが、このオフは趣味のパチン コに行く回数を極端に減らして、ラウンド練習に明け暮れるなど、今シーズンにかけ る思いは相当強い。
過去3勝のうち、94年の日本シリーズ最終日には7打差3位から、95年の日本プロでは5 打差4位から63をマークして大逆転優勝をあげている経験が、ここ和合でも生かせる か。