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アイフルカップゴルフトーナメント 2003

『目線を低くしたほうが、よう見える』偶然の発見が好スコアを導いた、井戸木鴻樹が好発進

今年は、ずっとパッティングに悩み続けていた。「とにかく、1メートルくらいの短 いのがど こに飛んでいくやら分からんような状態やったんです」その対策として先週から、約 1年間自 宅に封印していた38インチの中尺パターを再び取り出してきた。
「オフに少し練習してみたらね、やっぱり短いのより、うまく転がる気がして ・・・」。
加えて、“偶然の発見”がこの日の好スコアを導いた。先週の大会で、「ちょっと疲れたから 」という理由で、休憩をかねてグリーン上で座ってパッティングのラインを読んだときに、気が付いたのだ。「目線を低くしたほうが、ラインがよう見えるな・・・」。それまでの 井戸木は 、「立ったまま」の姿勢でライン読みを行っていた。「カップのまわりをうろうろ歩くだけで “こうかな、ああかな”と迷って、決められないままストロークして・・・結局、入らない。そ の繰り返しやったんです。でも、今日は７つのバーディのうち、５つが1.5メート ル。よう入ってくれました」。ひとまずこの日初日は課題を克服して、ホクホク顔の井戸木だった。

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