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フジサンケイクラシック 2022

岩田寛はプレーオフに残れず「耐えることしかできなかった」

最終日を2位から出た岩田寛は朴相賢(パク・サンヒョン)との2打差を追う立場で終始、後手に回った。
「ドライバーは曲がるし、ずっとアイアンの距離感が合わなくて」と、序盤から苦しみ、パー3の2番でティショットを右傾斜地の深いラフに打ち込みボギーが先行。

早々に朴の4差を許した。


ついていくというより「耐えることしかできなかった」と、左の林に曲げた8番ではダブルボギーを叩いた。


3日目に全開だったというズボンのチャックは「今日は閉めました」と、気持ちも締め直して9番からは3つのバーディで抗戦。

14番では右バンカーからみごとに寄せて終盤に1差と迫ったが、プレーオフには残れなかった。

「結果1打差だったので。悔しいですね」と、肩を落とした。


今年50回を数える歴史に残る歴代覇者のひとり。
フジテレビの生中継では冒頭、2014年を制した自身のV時も含めて全勝者の名シーンが流れた。

「ありがたい。歴史を感じました」と、ひそかに感慨を噛みしめた4日間だったが、伝統の優勝杯に再び名前を刻む好機は逃した。


「今は悔しさで何も考えられないです」と、つぶやいたが敗戦の中にも収穫は見つかったらしい。

「明日からまたトレーニングして、練習して、日々成長していきたいです」。
41歳も、めげずに次のチャンスをにらむ。


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