記事

横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~ 2023

“お父さま”はアンバサダー。「もう慣れました」丸山ショーンはホストプロ

大会アンバサダーの息子が、新規大会をホストプロとして臨む。
登録名“ショーン”こと丸山奨王(まるやま・しょうおう)は先月7月に、大会主催の藤木グループと、スポンサー契約を結んだばかり。


フィニッシュも父譲り


「ホヤホヤです」と笑い、「今年初めて開催される試合。新しい大会をやっていただけるのはありがたいですし、出させていただけることも凄く嬉しい。頑張りたいです」。気合いが入った。


開催に尽力した父親の丸山茂樹は米3勝、国内10勝のレジェンド。
昨年のデビュー前から、まず聞かれるのは「お父さまはいかがですか?」と、そればかり。


偉大な人の長男として、以前は少なからずプレッシャーもあったが「もう慣れました」と、苦笑する。

「自分は、自分のことを頑張るだけ」。


10歳から本格的にゴルフを始め、16歳で「ウェストジュニア選手権」に勝つなど腕を上げたが、世界的な名門校「UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)」の1年時に三角繊維軟骨複合体(TFCC)を損傷。


卒業後も続いたケガとの戦いは、ようやく収束に向かっており、「今週はまず、ティショットが重要。ラフからでもピンが狙える位置に落とせるか。ピンポジによって逃げられるところは逃げたり、アグレッシブに」と、マネジメントに注力できるようになってきた。


父を交えて練習ラウンドしてきたコースで「まずは4日間プレーして、上を目指していく。自分としては、早く“開幕”したい」。
今季2戦目で、プロアマ通して初の予選突破を果たした今年5月の「ゴルフパートナーPROーAMトーナメント」(66位)以上の結果を求めていく。


本大会開幕直前の2日には、「BEAMS GOLF」とのウェア着用契約を発表。こちらもホヤホヤ。

多くの期待を背負うが「父がいつも言ってくれるように、普段やってきていることを信じて頑張るだけ。良い結果でお返ししたい」。
父ゆかりの新規試合でショーンの挑戦が始まる。

関連記事