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アコムインターナショナル 2002

「谷口さんは強いね…」

2位の張連偉

3打差3位からスタートのこの日最終日は、「短い距離が決まらない。4日間で、一番パットが悪かった」としながらも、ノーボギーのゴルフを展開。
谷口にしぶとく食らいつき、14番のバーディでとうとう、首位に並んだ張だったが、チャンスホールの16番パー5が、勝負の分かれ目だった。

「2オンが欲しかった」と、狙いにいったティショットは、バンカーへ。
第2打でグリーンは狙えず、結局パーに終わり、再び、谷口のリードを許してしまった。
最後の逆転チャンス、18番の8メートルのバーディパットは無情にもカップを過ぎて、谷口より先にホールアウトした張は、「谷口さんは強いね」と、ポツリ。
「今日の僕の敗因は、とにかくパットに尽きる。それでも、最後まで、望みは捨ててなかったんだけどね…」

中国人で初の、ジャパンゴルフツアーのチャンピオン誕生は、ひとまずおあずけとなった。

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