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フジサンケイクラシック 2023

この夏、岩田寛が悲しかったこと2選

2006年の初出場から、17回出て2014年の優勝を含めてトップ10が9回。プレーオフによる2008年を含めて2位2回。

富士桜と好相性を誇る岩田寛(いわた・ひろし)が、ボギーなしの67を記録し、1差2位で好発進した。



従来のアウトとインをそっくりそのまま入れ替えたホール立ての違和感は、さほど感じていない。

ただ例年以上に深いラフと、グリーンの硬さで難しさはこれまで以上。

「きょうはたまたま打てるところにありましたけど、ティショットはラフに行っちゃうと・・・」。
今日一番の窮地は、今まではパー5の6番から、長いパー4に変わった497ヤードの15番。


ティショットを林に入れ、2打目も「わけわかんないとこまで飛んだ」と、辛くも30ヤードのアプローチを50センチにくっつけ、しのぐことができたが、「簡単にバーディが獲れなくなった。悲しいですね」と、それがこの夏、岩田が「悲しかったこと2選」の一つ目。


もうひとつは、先週の23日水曜日だ。
夏の連覇をかけて、慶応との決勝戦に臨んだ母校・仙台育英野球部は、ちょうど「Sansan KBCオーガスタ」のプロアマ戦表彰式が終わった頃に、急いで速報を見ると、すでに8点取られていて「悲しくなった。育英ロス・・・」。


愛する母校の敗戦は辛かったが、悲しみを乗り越えて、翌週の好発進だ。

怪物コースはますます、手強さを増すが「僕も変わっていってます。一緒に成長してってます」。

2014年大会での初勝利を皮切りに、通算5勝のうち3勝が40歳になってから。
大会2勝目で、円熟味を加速する。


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