最終日最終組で回る首位の@杉浦さんは、ジュニア時代から知る中島のことを、「ケイタくん」と呼ぶそうだ。
改めて、一件を問われた杉浦さんは「呼びますね。え・・・?なんでだろう」と、きょとんとし、「僕たちみたいな後輩にも優しく話しかけてくれたりする。ケイタくんがそういうふうに、話しやすく接してくれるからですかね」と、改めて理由を述べつつ「尊敬している先輩ですし、プロになってからも何勝もしているのですごいな、と思います」(杉浦さん)。
ナショナルチーム時は世界アマランク1位で、後輩たちを引っ張ってきた中島。それでも奢り高ぶることのない人柄の一端は、そんなところからも垣間見える。
杉浦さんとは、日本ジュニアの時に回ったことがあるといい、「淡々とプレーされていた」と、後輩にも敬語を使い「テンポがよくて、ずるずる崩れないという印象がすごく残っている。自分が伸ばさないといけない」と、引き締める。
「取りこぼして、焦って、ボギー打つのが一番いけない。一番大事なのは終盤まで優勝争いに残ること。差をひとつずつ埋めていけるように。自分がミスしないように」。
押し迫るこの時期でも、心身共に好調を保つ。
勝てば今季4勝目。
昨年覇者の比嘉一貴(ひが・かずき)も、本大会の4勝目で賞金王に大きく前進している。
普段、どんなに後輩に優しくしても、勝負の世界ではどうか。
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