日本大学の卒業を間近に控える杉浦は、昨年11月のダンロップフェニックスで昨季賞金1位と2位の中島と蟬川に3打差もつけて優勝。
史上7人目のアマVを達成し、その場でプロ転向を表明すると、翌週の「カシオワールドオープン」ですぐデビュー戦を飾り、シーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」にも出場を果たした。
激動の2023年を経て、今年は1月に行われたアジアンツアーのQスクールに挑戦し、32位で出場権を獲得するなど、早々から飛び回っており、豪州とアジア共催の本大会で結果を出せば一気に両ツアーのシード権も得られる大チャンスだ。
そのほかのJGTO&日本勢は、飛ばし屋の幡地隆寛とベテランのハン・リー(米)が通算8アンダーで12位タイに。
堀川未来夢が、アジアンツアー枠で出場している関藤直熙らと共に、通算7アンダーの21位タイにつけた
堀川は、2017年からコロナによる3年の開催休止を挟んで、6大会連続で出場する“常連さん”だ。
初日こそイーブンパーの107位と出遅れたが、1日ごとにコースを変えたり、アマチュアの方と回りながらスコアを争うゲーム方式にも慣れている。
「今日は4アンダーくらいが必要だな、と。カットラインも自分の中で把握ができていたので少し攻めながら、グリーンを狙ったのが割とついてくれたりして。パターも割とタッチがあった」と、得意のマネジメント力を発揮。
同組の木下稜介(通算4アンダー、58位タイ)と共に、無事予選通過を果たした。
大会3日目の決勝第1日はまた、初日に伸び悩んだコロネットコースに戻る。
「昨日の反省を活かして5アンダー前後で回れたら」と、改めて週末の上昇を誓った。
また大槻智春と佐藤大平が通算6アンダーで28位タイ。
市原弘大と時松隆光が通算5アンダーの43位タイ。
フィリピンのジャスティン・デロスサントスが木下と並ぶ通算4アンダーの58位タイで、それぞれ決勝ラウンドに進んだ。
なお、岩田寛、竹安俊也、生源寺龍憲、@中野麟太朗、平田憲聖、杉山知靖、米澤蓮、勝俣陵、嘉数光倫、トッド・ペク、阿久津未来也は予選敗退した。
首位はオーストラリアのスコット・ヘンド。
2位と2打差の通算12アンダーで折り返す。