出場144人のうち、JGTO選手は60人。優勝賞金2億6000万ウォン(約2800万円)を奪い合う。 組合せスタート時刻
13日の開幕に先駆けて、記者会見が行われ、昨年覇者のヤン ジホが連覇にむけ「もう一度優勝できるように全力を尽くします」と、抱負を述べた。
今年はホームでの開催となり、なおさら「うまく結果を残したい」という思いから、「実はとても緊張している」と言い、「日本人選手と、韓国選手と、よい勝負ができればいい」と、自然と高ぶる。
ヤン ジホとともに、JGTOを代表して会見に出席したのは稲森佑貴(いなもり・ゆうき)と、比嘉一貴(ひが・かずき)と、平田憲聖(ひらた・けんせい)の3人。
昨年の日本開催で10位に入った稲森は、まず主催の韓国メガバンク「ハナ金融グループ」に対し、開催2回目の感謝と、開催国・韓国への思いを吐露。
実は、稲森の従兄弟が韓国在住というご縁もあり、「僕自身も韓国が大好きでして」と、今回の訪韓も非常に楽しみにしていたという。
練習ラウンド等で下見をしたコースの印象は、まず高低差とグリーンの傾斜のきつさが挙げられる。
「戦略性が求められると思います。日韓選手が同じ舞台でプレーをするということで、レベルアップにもつながりますし、互いにスキルを発揮しあって、負けないように頑張りたい」。
先週のJGTO主催「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ(茨城県・宍戸ヒルズCC)では2日目に首位に立ち、最終成績8位で今季2度目のトップ10入りを果たしており「今週も1打1打に集中し、優勝争いに絡めたら」。
日本が誇る8季連続曲げない男がアウェイでもまっすぐを貫く構えだ。
比嘉は、賞金王に輝いた一昨年に、韓国とアジアと日本共同の「Shinhan Donghae Open」で圧勝を飾った経験を持ち、今度はアウェイでの勝利を目指す。
予選ラウンドで同組になった韓国のハム・ジョンウとは、東北福祉大時代にアマ選抜のナショナルチームで対戦したこともあるといい、「再び一緒に回ること、また韓国には若い選手もたくさんいると聞いています。そういった選手とともに戦えることをすごく楽しみにしています」と、わくわくしながら結果も求める。
「JGTOと韓国ツアー半々で出場しているので、JGTOから優勝者が出て対抗できれば、と思いますし、その中でも自分が優勝できるように、ベストを尽くします」と、日本の歴代キングはやる気満々。
若い平田ももちろんだ。
「韓国の選手と一緒に試合ができるということは、自分のレベルを確認するのにもよい機会になりますし、そこでよいプレーができれば自信にもつながると思う」と、展望を述べ、「このような大会を開催していただけることを本当にうれしく思っていますし、このような大会に参加できてうれしく思います」と、主催者に感謝し、「本戦ではたくさんバーディを獲って優勝できるように頑張ります」と、負けじと意気込みを語った。