7アンダーの首位に並んだのは4人。
午前で、嘉数と杉山の2人が並び、午後から大槻と稲森の2人が追い付いた。
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)は、先週2位の「日本プロ」初日から「ショット、パットともにひらめきがあった」と、好調を続ける。
「今まできれいなゴルフに固執しすぎてました。汚くても球が飛んでくれればいい、というような、先週の考えを今週もそのままコピー。持ってきた」と、さっそく初日からフェアウェイキープ100%を記録した上、パー3のホールもすべてパーオン成功。
「完封でした」と胸を張り、ボギーも6番の3パットひとつにとどめて、バーディ8つで「65」。
先週、1差で逃した通算6勝目をさっそくにらめる好ダッシュを果たした。
いま、プライベートで大変お世話になるセガサミーさんの主催試合には、ガチな相棒連れてきた。
芳賀キャディはこの春、稲森がダーツにハマるきっかけを与えた張本人で、世界中の人とオンライン対戦ができるセガサミーさんのダーツマシン「ダーツライブ」に2人で熱中。
目下、稲森の目標は芳賀キャディに勝つことだそうだが、歴1年の芳賀さんと、4か月目の稲森とでは、ゴルフに例えるなら、まだ100が切れない稲森が、シングルハンディの芳賀さんに無謀な挑戦をしかけるようなものだそうで「2年はかかる」と、芳賀さんに上から目線で言われてメラメラ。
今週の稲森は、場外戦も熱い。
プレー後も、ダーツのグリップのことで頭がいっぱいの様子で「また悩みそう…」と、ゴルフ以上に頭をひねったが、ゴルフで首位に立ったきょうは、ダーツはひとまずお預け。
午後スタートの初日から一転、2日目は7時55分と朝早い。
「明日終わったら、またやりましょうね」と、やんわりと芳賀キャディ。
名キャディはコースの外でも手綱をさばく。