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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2024

平田憲聖が止まらない。14アンダーの首位で決勝ラウンドへ

この日も平田憲聖(ひらた・けんせい)がさすがのゴルフを魅せた。


 

「もったいないところはたくさんあったので、課題の残るセカンドラウンドでした」と、自身にとって前日初日よりも心残りのある1日になったのは確かだ。

 

特に悔やまれるのは7番、15番ホールでの2度の池ポチャ。

ただ、それぞれパーで切り抜けたのは見事としかいいようがない。

「7番に入れたときは、どうやってパーを取ろうかなと気持ちを切り替えられました。今日はあそこをパーで終えるかボギーにするかで、全然違う1日になったと思うので、そこは池に入れたけど、良いホールになりました」といつもの冷静さは失わなかったようだ。

 

最終、18番ホールでもピンチを迎えた。

セカンドショットがバンカーに入り、ボギーの可能性もみえたところで運命のサードショット。

これがカップに吸い込まれ、チップインバーディ。

ギャラリーからもひときわ大きな歓声があがった。「我慢していたので、そのご褒美がきたのかなと思います」と、普段は鉄壁のポーカーフェイスから、少し笑顔もこぼれた。


 


この日は9番ホールで自身初のピンマイクを装着。

「僕が一方的に発信するだけで、皆さんに聞いてもらえているのかがわからなくて、不安もありながらというか(笑)」と、戸惑いを感じつつ、しかしそこは選手会理事。

「僕はあまりプレー中は話さないほうなのですが、黙っていても面白くないので。せっかくならたわいのない会話や、より臨場感を味わってもらえたらなと、いつもより話してプレーしました」と、ギャラリー想いのプレーをみせ、「キャディさんとの会話や、打つ直前の会話は面白いと思うので、今後も取り入れたいです」。

大会の盛り上げにも一役買った。

 

初日も1日10アンダーとビッグスコアを出したが、午後組の宋永漢(ソン・ヨンハン)に1差で抜かれて2位だった。

この日は、堂々14アンダーの首位獲りに成功。


賞金1位の圧巻のプレーには、同組の蟬川泰果(せみかわ・たいが)も「2回池に入れてあれですよ?」と呆れていたが、当人は「1打最後リードして迎えますけど、1打はないに等しいので。気持ち切り替えて、明日迎えたいです」と、相変わらず冷静沈着だった。


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