「その時点で、しっかりパーが獲れるように」とすぐ切り替え、3打目が200ヤードも残る18番フェアウェイより、150ヤード前後で済む隣の9番ホールに出すことを即断。
ただ、そこではちょうど裏街道から出た松山英樹が最終ホールをプレー中。
あっという間に大観衆に紛れた。
松山の組が2打目を打ち終えるまで待つことになった。
杉浦も一時、ロープ際まで退散した。
「ギャラリーがやっぱり凄いな~と思って。僕も一緒にギャラリーになっていましたw」。と、大勢のお客さんに紛れてちんまりしていた。
待つこと10分ほど。
ようやく視界が開けた9番ホールの左のラフから160ヤードの第3打は「木も関係なく、9番アイアンで落ち着いて打てた」と、グリーン奥の少しこぼれたところまで運んで寄せワンのパーセーブ。
通算10アンダーで6位タイに踏みとどまれた。
一連のトラブルで大渋滞が起きて、同組のスポーンとパワーはグリーン上で、後続の桂川らはフェアウェイ上で、かなり待たせることになったが、みな「気にするな」と、快く言ってくれたそうだ。