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トッププロ3名がフジサンケイジュニアで大活躍!
19、20日の両日、ラウンドを終了した選手等を対象に、練習場で3時間近くにおよぶレッスン会を行った。アプローチ・バンカー練習場で選手を待っていたのは、横田と久保谷だった。
「何でも聞いて良いよ。初めて来た子には精一杯サービスするよ!」
30度を超える気温に加え、砂で熱気が伝わるバンカーではもっと暑く感じるのをものともせずに、手取り足取り教える。
「ラインはあってるから良いよ。」
「手だけで打っちゃってるのが弱点だから、それを直そうか。」と、少しスイングを見るだけで改善点を的確に捉え、一緒に練習をする。
時には、練習器具を取り付けたり、フェンス沿いでスイングを修正したり、バンカーで砂だけを打つ練習等、プロの経験からなしえる練習方法が取り入れられる。
一方、パッティング練習場では、三橋が選手一人ひとりと丁寧に会話をして指導する。
技術を教えながらも、
「自分には嘘はつけないよ。」
「モチベーションを保つのは大変。ただ、自分の目標をクリアにしていくと、夢も目標に変わるからね。」と言葉で伝えていく。
19日は夕方からプロゴルファーとの親睦夕食会として、食事やプロと直接話せる場が設けられていたり、大会の表彰式ではプロが列席して、上位選手に表彰状とトロフィーを渡す等、ジュニアには目標の選手と触れ合う絶好の機会が多い大会となった。
<大会やジュニアの印象について選手のコメント>
横田「レベルが高いですね。僕達の時代よりも優勝スコアが上がっていますし。ただ、アプローチのスイングがインサイドになっている選手が多い。だから、もっと実践を積めば、これからもっと伸びると思います。僕らが少しでも力になれ、アドバイスを役立てて貰えればと思います。」
久保谷「選手には遠慮なく、もっと色んな事を言ったり聞いたりしても良いと思います。技術の指導もできるし、多くの経験を積んでいるので気持ちや心境面のレッスンもできる。例えば、どの状況にはどういうショットが良いかとか。今からレベルを上げれば世界に通用する選手が出ると思います。」
三橋「自分のジュニアの頃を思い出しました。ジュニアは一般の人よりも間接がやわらかいですね。当たり前の事や初心を教えていて、こちらの方が勉強になりました。」