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フジサンケイクラシック 2005

15歳の挑戦は続く伊藤涼太くんが今週も登場

15歳が悲鳴をあげた。
今年から舞台が変わった山梨県の富士桜カントリー倶楽部はコース改修により、パー71ながら7,454ヤードのツアー最長コースだ。
「僕には長すぎますよ・・・」と、ポツリ。
しかも、3試合連続の予選通過を果たした先週のアンダーアーマーKBCオーガスタでは、並み居るツアープレーヤーたちを押しのけての優勝争い。
大健闘の末に6位タイ。史上最年少のトップ10入りを果たしたのはいいのだが、「・・・最終日、調子に乗りすぎて振り回しすぎた。すっかりスイングを壊してしまった」と、この日水曜日は、コーチの内藤雄士さんの猛特訓を受けたほどだ。

「練習場で、体をグルグル巻きにされて・・・(笑)。矯正ロープで、直されちゃいました」と照れ笑い。

その甲斐あって、どうにか立て直すことができたが、この“モンスターコース”にどこまで立ち向かえるか。
本番を前に、不安は隠せない様子だ。

しかし、だからこそやり甲斐もある。
1試合ごとに、その知名度も上がっていく。ついて歩くギャラリーも増える。
「それが嬉しいから。今週も頑張りたい」と、伊藤くんは言う。
最近では、ホールアウトのたびにファンの長い行列ができる
それ用に、サインもちゃんとある。
名前の最初をもじってシンプルに「RYO」。
以前は、漢字で「涼太」とサインをしていたが、今年から今のスタイルに変えた。

戸惑いもなくペンを走らせる姿は、堂々たるもの。
「ツアーで優勝するのが夢」といってのける中学年生が、この難コースをどう攻略していくのか。今週も話題の中心となりそうだ。

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